「新品志向」 [日常]
【写真は 春爛漫 桜満開近し 名古屋市西区 惣兵衛川
用水】
孫が多くいると誕生日祝いのプレゼントが毎月続くことがあります。今月は何をプレゼントにしようと悩みますが、嬉しいやら楽しいやら悲鳴が続く。
そんな話題で、同じ贈りものでも「プレゼント」と「ギフト」では、微妙にニュアンスが違います。
誰に使われたのか、いくらで出回っているのか、どのくらい希少なのか。あるとあらゆる条件がそろって、しかも、相手が喜ぶのであれば「ユーズドのギフト」も、いいと思うのですが。
中古を敬遠するには日本人の根っこにあるケガレの思想から。例えば〈ご祝儀はピン札を礼儀〉は古いお札に失礼な話で、見てくれのケガレレッテルに過ぎない。合理的かつ客観的な理由なしに不利益な状況を生んでしまう思想が、新品志向に繋がっているようです。