「デパートの屋上」 [日常]
【写真は 昭和30年代前半 デパート屋上風景】
「春に3日天気なし」という諺がありますが、天気予報によると来週火曜日(4月3日)まで暑さはあるものの、晴れ予報が出ています。建設業に携わるものにとっては、ありがたい限りです。
話題は変わりますが、デパートの屋上遊園は異世界だった。まぎれもなく「ハレ」の日だった。
デパートに出かける朝。よそ行きの服を着させてもらって、そわそわいそいそ。コインで動く電気自動車、スマートボール、日の丸の旗が立っていたお子様ランチ。
隅っこには赤い鳥居があり、そのあたりは急に静けさがあって、何だか怪しく心細い気持ちにもなったりした。そもそもビルの屋上なんて出ることができなかった。デパートの屋上に上り見渡せば、天下人の気分、子供の天国だった。
名古屋の老舗百貨店「丸栄」はこの6月の閉店する。都心から百貨店が消えていく。今やテーマパークに刺激を求め、百均で安さを求め、ネットに浮遊する時代です。