「年よりの至福の時間」 [日常]
【写真は 暑い時はこんな景色もいかが
スイス氷河】
【写真は 昔懐かしいホーロー看板】
年をとれば、だれでも体が不自由になってくる。90歳でマラソンレースに出る人もいるが、私にとってはそれは例外である。それをうらやましいとは思わない。
「年寄りの至福の時間」は、ただぼんやりと過去を思い返して、無限の想像力の広野に遊ぶことが必要だ。その資産を最大に活用に活用している人に老いの飛散はない。たとえ貧しく暮らしていようとも。
身の周りの「我楽苦多(がらくた)」には、その人の歴史がある。安物であろうとレアものであろうと、自分の生きた足跡のようなものだ。
身の周りを埋め尽くしている我楽苦多には、無限の愛着を覚えずにはいられない。日記などよりも、はるかに生き生きと昔日の暮しを想起させてくれるモノたちだ。