「道を究めるには」 [日常]

【写真は コスモスとアゲハチョウ】


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好天に恵まれたお彼岸の中日。恒例のお墓参りに行った。昨日(23日)は幸い二男が孫二人を連れて家に遊びに来ていたので一緒に連れてお参りすることにした。春のお彼岸、お盆、秋のお彼岸、お正月と年四回お墓参りをするのですが、さすがにお墓参りをすると、何かしら心が落ち着いてくる。先祖様は有り難いいものである。


話題は変わりますが、老舗業界へ入門して道を究め一流のプロになるには厳しい訓練と努力と時間が必要だ。例を挙げると


・ぽつぽつ3年波8年・・・日本がで苔のぽつぽつが書けるようになるのに3年かかり、波が描けるようになるまでには8年かかる。


・舞2年太鼓3年笛5年8年謡い8年・・・舞は2年、太鼓は3年で一人前になれるが、笛は5年。鼓や謡いは8年もかかる。そういえば、若い人で踊れる人がいても、謡いのできる人はいない。不人気というより8年もかかるからか。


・笑い3年泣き3ヶ月・・・人を泣かせる芸は3ヶ月もあればできるが、笑わせるには3年の修行が必要。


・串打ち3年、裂き8年、火鉢一生・・・最近は養殖鰻が増えて、裂くのは楽になったとか。生きのいい天然ものは、弾力があって、裂きにくいし、串も打ちずらい。何とか串が打てても火加減、味加減、炭の種類まで吟味を重ねて、やっとあの美味しいかば焼きができ上がる。ところが最近みかけた鰻屋さん。団扇であおって火加減するものと思っていたが、ドライヤーで火加減をしているのは、がっかりだった。


・水かけ10年・・・盆栽でもなんでもそうだが、植物を扱うには、水やりをマスターするだけで10年かかる。枝ブリがどうの、花がどうのときいたふうな口を利くには、まだ10年早いよ。


・使い走り3年 餡作り5年・・・和菓子職人の修行年数。職人の世界では修行の最初の何年かは使い走りしかさせてもらえないのが普通。


早速昨日は老舗和菓子店で「おはぎ」を買っていただいた。「おはぎ」を作った職人さんが「使い走り」年数をかさねた結果の「おはぎ」か。老舗の味もあって大変おいしく感じた。







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