「手塩にかける」 [日常]

【写真は 黄色いカンナ】


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台風24号は、59年前の9月26日にこの地方を襲った歴史的な台風「伊勢湾台風」そっくりのコースになってきた。東海地方に接近する時間帯もそっくり、夕方から夜12時頃の予想。再びあの忌まわしい台風が来るとぞっとしまネ。「来ないでくれ!」と思うのですが、こればかりはどうしようもならない。無事過ぎ去るのを祈るのみです。さらに台風25号も発生し今週は2週連続で台風ウイークになりそうだ。


話題は代わりますが、平成の大横綱「貴乃花」はとうとう引退する?。では「手塩にかけた弟子」たちが心配ですが、そもそも「手塩」とはいったい何なのか。


慶長8年(1608年)刊行の「日葡辞書(にっぽじしょ)には「手塩⇒食卓に出す塩」とあります。その昔、食事をするとき、日本人はそれぞれ自分のお膳でたべた。そのお膳には塩が添えられていて(今の ふりかけ のようなもの)、各自が好みに応じ食べ物に加えた。


もともとは膳の不浄のものを払うためのもだったようだが、その塩を「手塩」いい、塩を入れた皿を「手塩皿」といった。


手塩は他人に任せないで、自らかけて、味加減をする。そこから「手塩」は手ずから世話をすることといった意味を持つようになった。


そして、自分の手にかけて世話をする意味で「手塩にかける」という言い方ができた。なんともいえない味のある言葉です。


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