「高速道路新技術1」 [日常]
【写真は エクストラドーズド橋 新名神HW 木曽川河口】
高速道路が開通するたびに、山間部を貫くトンネルや橋梁技術が進化している。箇条書きにしてあげてみると
1.エクストラドーズド橋
2.大断面扁平トンネル
3.ペースメーカーライト 等があげらますが
今日は、1.のエクストラドーズド橋について考えてみます。
これは、桁橋がプレストレスト・コンクリートでできている橋です。桁橋は主桁の剛性(固さ)で支える構造で、長大橋になると剛性維持のため厚くなってしまいコストもかる。
そこで、低めの主塔から伸びる低角度の斜材により補強することで、主桁自体の厚さを軽減し、結果としてコストも軽減できる。
とはいえ基本は、桁橋のため吊橋ほどの長大橋を建設するのには不向きですが、それでも支間が200m以下の場合はコスト面で斜長橋などよりも有利になる。新東名高速道路や新名神高速道のように山間部を流れる河川をまたぐような場合はエクストラドーズ橋は最適な橋梁形式になります。
さらにこのタイプの橋梁のメリットは、
①主塔が低いため走行車への圧迫感が少ないのも特徴。
②ケーブルの張り出しが斜長橋同様整っているので、ランドマークにはもっこいです。