「高速道路新技術2」」 [日常]
【図は
【図は 大断面扁平トンネルの概略】
【写真は 大断面扁平トンネル工事中の様子】
日本列島南海に台風26号があって動きが心配されますが、昨日は24節気の「霜始降」=霜が初めて降りる。北国は氷点下に地面は冷え込み、早くも気配は感じます。さらに暦が変われば11月「立冬」。冬のへの足音が着実に近ずいています。
話題は変わりますが、昨日に続いて「高速道路新技術=大断面扁平トンネル」です。
新東名高速道路には、1000m超の長大トンネルが10本以上あり、その半数以上が3車線幅の大断面トンネルです。従来の2車線トンネルでは断面積80㎡ですが、それと同じ断面形状で3車線形状に拡大すると断面積200㎡を越えてしまいます。
そのため、幅を広げながら高さを抑え断面積180㎡に抑えられた。断面形状は縦横比0.70から0.55になり、より横長の扁平になります。
この大断面トンネルを実現するために、T(トンエル)B(ボーリング)M(マシーン)導坑先進拡幅掘削工法を採用した。この工法はトンエル頂上部にTBMで直径5mの導坑を先進掘削して、上半部、下半部、インバート(トンネル下部あらの外圧抵抗のための丸み)順に拡幅する工法です。
先進掘削した導坑により亀裂や湧水などの地中の状態が把握できることで、適切な支保工や補助工法を適用できるようになった。