「快適な戸建て住宅とは?」(建築設備1) [日常]

【写真は 高積雲(ひつじ雲)】


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やっと完成した念願のマイホーム。しかしいざ住んでみると夏は暑く、冬は寒さに耐えられない。家のあちこちで結露が発生し、どこからか異臭が漂う。また、水道光熱費が驚くほど高い・・・。


実際、こんな不自由な暮らしが始まったら大変なことである。戸建住宅ストレスなく、1年を通じて快適に過ごすためにはどうすればよいのだろうか。これらは、すべて建築設備の善し悪しにかかってくる。


●建築設計の3つの要素


建物の設計を行う際は、大きく分けて意匠・構造・設備の3つの設計チームにより1つの建物の設計を行う。建築設計を人体に例えていうと


「意匠設計」・・・人体なら表面上の見える部分に当たる。目、鼻、口などの形、それぞれの大きさや配置だけでなく、背の高さや太さ、腕や足の長さやおおきさ、また髪の長さや肌の色など、表面的に見える部分のすべてを決めるものといえる。スタイルの良い綺麗な人、背の高いカッコよい人など、体全体の構成や方針を決めるのは意匠設計になる。


「構造設計」・・・人体なら骨に当たる部分。意匠設計による身体全体の構成や方針をもとに、複数の骨によって身体全体を支える丈夫でバランスの取れた骨組み(骨格)を決定する。


「設備設計」・・・心臓・胃・肝臓・肺など、内臓器官の配置や血液を送るための通路となる血管のルート。また、それぞれの機能をコントロールする脳や神経など、身体機能の方針を決定する役割を担う。


構造設計と設備設計は、決して表面上にみえてはこないが、これらの配置やバランスを間違えると、人体同様に不調をきたしてしまうのは容易に想像できる。






 


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