「財政検証」 [日常]

参議院選での争点隠し。報告時季が前回(2014年)より3ヵ月近くもずれこんでいた公的年金のの「財政検証」が27日にようやく公表された。内容は「検証」よりも、制度改正を前提とした「提案重視」。
所得代替率・・・現役世代の手取収入を比べた年金額の割合を示す。今年は61.7%。
・中長期にわたり0.4%の実質経済成長率が続く場合
 28年後の2047年 50.8%を維持 これでも10%程度減
・成長率0%だと24年後 2043年度に法廷水域の50%に達してしまう。100年安心どころか25年程度で破綻。しかも検証モデルは「40年間厚生年金加入」世帯。
・成長率マイナス0.5%だと33年後 2052年に国民年金の積立金が枯渇する。保険料と国庫負担で賄える給付水準は、所得代替率 36~38%程度に落ち込む。現在の半分程度。
これでは公表先送りも納得だが今回の財政検証は、いわば「ショック療法」国民に不安を与え「年金枯渇が嫌なら死ぬまで働け」と本末転倒な仕組みが見え隠れする。
年金を健全なものにするには、経済成長の維持・少子化の是正・保育施設の充実、といった身近な案件も同時に解決していかないと、「将来の年金は無い!」。これは政治家が解決しないといけません。
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