「遮光器土偶モニュメント付駅」 [趣味]

秋田県は奥羽本線の能代駅を起点に、日本海沿いの深浦、鯵ガ沢を経由して青森県の同じく奥羽本線川辺駅に至る五能線といえば超ローカル線の代表選手のような線区ですが、現在は風光明媚から観光列車「リゾートしらかみ」が走り人気観光路線です。
そんな五能線に一風変わった駅がある。青森県西津軽郡木造町の木造(きずくり)駅がそれだ。背後に津軽富士ともいわれる裾野の美しい岩木山を望むの駅の正面には、なんと巨大な遮光器土偶のモニュメントが飾られている。
その頭の部分は、二階駅舎の屋根部分より、突き出しているといった大きさで、駅前広場から見上げると、まるで大魔神がそこにいて今にも踏みけられるのではないかと、いった恐怖感さえある。
ではなぜこんな大胆かつ奇抜な駅舎が誕生したのか?。そのわけはご当地木造町の縄文時代の遺跡「舘岡遺跡」の存在他ならない。この界隈は、縄文時代晩期のものと推定される「亀ケ丘式土器」を大量に出土する。特にここ木造町の「飯岡遺跡」からの出土は数的に他を引き離しているという。
そして、ここから出土した土器の中でも特に有名なのが、昭和32年に国の重要文化財に指定された「遮光器土偶」である。そんな土地柄である木造町を全国にアピールするにはこれしかないだろう。町の玄関である木造駅改築の際、JR東日本あ協議の末、駅舎正面に巨大な遮光器土器のモニュメントを飾ることになった。
縄文人が宇宙人を表現したのではないかという説がありますが、もしそうだとしたら、本当の宇宙人がこの駅舎を見れば、おそらくビックリするだろう。
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