「高速道路は緑 一般道は 青」 [日常]

高速道路の標識は「緑」。一般道の標識は「青」と高速道路を走るたびに素朴な疑問が湧く。
実は、高速道路の建設が検討された当時、海外の高速道路では、青、緑、茶、黒の標識に白の文字で表示する形式が採用されていたため、日本の高速道路においてもこれらを採用することになった。
1961年(昭和36)年5月に高速道路調査会の標識分科会が発足し、その中で高速道路の標識についての研究がおこなわれた。
心理的効果、目立ちやすさ、文字の大きさ、視認距離、判読時間などの実験を行った結果、最終的には青と緑の2色に絞られた。
青はドイツのアウトバーンで用いられているが夜間時にヘッドライトの照明では緑に見えることや、緑が多いところではより緑に目立つことが判かった。
又アメリカの州間高速道路の標識は緑で、昼間の印象は青に比べると弱い、しかし乍ら夜間時にヘッドライトの照明で明るい緑となるため、緑の方が環境に調和が良く美しいなどの意見が挙がった。
青と緑いずれの意見も一長一短があり、どちらを決めても大きな欠点はないのですが、青は夜間時にヘッドライトに照らすと緑に見えることや一般道路の青と区別をつけるため、1963年(昭和38)4月に高速道路の標識は緑に統一することが決定した。
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