「新幹線車両のドアー幅はなぜ狭いのか」 [日常]

お盆休みやお正月の帰省の時、新幹線はよく「150%の乗客を乗せて発車していきました」とニュースなどで聞きます。煩雑期は通勤時間帯と同じような混雑です。こんな時新幹線車両はドアー幅が狭いことに不満を持ちます。
ドアーは片開きで、大人が一人通れる程度の幅しかない。整列乗車は仕方がないとしても、大きなトランクを持っている時は乗降しにくく仕方がない。通勤型電車や近郊電車のドアは両開きで乗降が楽なだけに、新幹線車両がひときわ面倒にも思えるものだ。なぜこんなことになっているのか素朴な疑問が湧く。
新幹線車両ドアーが狭いのは、車内の気密構造と関係している。トンネル通過時でも、車内の気圧を一定保っておく必要があり、そうでなければ、いわゆる「耳ツン現象」が起きたりタンクに貯蔵されている水や汚物などが逆流して溢れてしまう現象が起きて問題となった。
気密性を高めるためなのですが、通勤型電車や近郊型電車の両開きでは合わせ目に隙間ができ気密性が高められない。そこで片開きにして、大人一人が通れる程度の幅になった。その幅の基準は70㎝になっている。
さらには新幹線車両は、停車してもすぐドアーは開かない。それは新幹線車両のドアーにはストッパーがついているから。まず新幹線が発車する前、ドアーが閉まると、内側からストッパーが飛び出して、ドアーを外へ押し付け、気密性を保持する。そして、次の駅に停車した時は、ストッパーが内側引き込んだ後にドアーが開くので、少々のタイムラブが生じる。
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