「こだま型」 [趣味]

新幹線電車は、新幹線が新たに開通するたびに、その路線にふさわしい特徴のある新幹線電車が現れ百花繚乱の光景である。

昭和33年、戦後の復興も進み高度成長が始まろうとする時代、新幹線電車の礎となった電車特急の歴史は、151系から始まった。

当時は、電車と言えば「ぶどう色」で、カラフルになってきたのは、オレンジ色と濃いグリーン色でまとった湘南電車である。その後彗星のごとく登場した151系は、それまで類を見ない流麗な車体、カラフルな塗装は、鉄道のイメージを大きく変えた。その151系に採用されたデザインが「ボンネットスタイル」だ。

屋根彼突き出た運転台と大きく前に飛び出して鼻が特徴で、先頭部は、若干下部にカーブを持たせスピード感を持手している。ヘッドライト横は、太い4本のストライプ入りのデザインで、151系に初めて使用され、使用された列車にちなんで「こだま型」といわれる。

私の鉄道の趣味の歴史もこの「こだま型」から始まった。昭和33年と言えば小学5年生のころ「こだま型」に憧れてよく模型を作った。当時は、今のように金型射出成型の物でなく、木製であった。木製でもデザイン的には、よく出来ていましたが、車輪も木製、車軸は、竹製で素朴感は有るが、何か物足りなかった。塗装は、マスキングテープで色分けする方法は、知らないのでクリーム色を全体に塗って乾燥してから赤(マロンレッド)を筆でなぞったが、なかなか直線的な色分けが出来なかった。

そんな愛着のある「こだま型」が今年3月最後の一編成「能登」(東京─金沢)がいよいよ表舞台から姿を消す。これも新幹線「500系」電車と同じく、やがて記憶として生き続け早いスピードで遠ざかって行く。
















このこだま型が、今年の3月、最後の一編成である「能登」(東京 金沢)から撤退する。いよいよ

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