世襲 [日常]

最近、世襲という言葉をよく耳にする。

親の手にしている特定の地位や肩書・職業を、子や係累が引き継ぎ、それらによって、社会的権力や権限得ることであるが、「政治家」「外交官」「伝統芸能」「芸能界」のあちらこちらの分野で、いっぱい出現している。

だが昔の人は、ちょっと違ったことを言ったようだ。

(804~872)平安初期の太政大臣藤原義房は、「自分の身分は高くても、また取りにたりなくても子供というのは、無い方がいい」。いいかえると「子供は、いない方がいい。立派な人の、子孫がつまらないのは、みっともない」といっている。

お札で有名な聖徳太子の「伝歴」によると、あらかじめ自分のお墓を作らせた時に、「ここを切れ、あそこを断て。子孫を無い様にしようと思うからだ」と、おっしゃたとか。

以上の様な事から、現代平和日本と随分な隔たりがある考え方だ。分野によっては、世襲の是非を、真剣に考えさせえれる言葉である。
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