「500系のぞみ」パート2 [趣味]

未来をイメージし果てしなく伸びる先頭形状。夢の世界を思わせるフォルムが現実の中に現れ、空気抵抗を極限まで抑えたノーズ、先端から後ろへと続く造形美は、新幹線各系列とも興味深いものがあるが、500系のシルエットは、他の系列と全く別ものと感じる。

500系登場は、1997年3月22日に山陽新幹線で走り始め、同年11月29日から東海道のヒノキ舞台に進出した頃と、500系が走る街並みも変わり、新しいビルが建つと、以前は見えた視界が失われ、ビルの合間から辛うじて見えるだけとなってしまった。スパイラルビル等斬新な巨大ビルが林立する中で500系は、堂々としたスタイルで新鮮なまま、名残を惜しむように山陽路へ去る。

そんな中で、2月28日に華の東海道をダークグレーとブルーのラインをまとった「のぞみ」劇場の主役は、鉄チャンの流す涙の中でフィナーレを迎え、500系を見ようと「あおなみ線ささしまライブ駅」の高台まで出かけ、伝説のかなたへ行く500系の赤いテールライトを、子供心のようにいつまでも見つめていた。


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