「うるう秒」うんちく [日常]
【写真は 愛知県ー三重県県境 千本松原】
うるう年は2月28日に1日増やして29日になる。地球の回転が1日24時間きっちりでなく6時間程長い。それを4年分を加算し4年に1度うるう年にして時間調整している。
今年7月1日は、いつもより1秒長い日になる。日本時間の午前9時を迎える直前に「うるう秒」という特別な1秒が挿入される。この現象は前回は2012年に実施され3年ぶりとのこと。
これは、厳密な「原子時計」にもとずく時間(標準時)と、不規則に速度の変わる「地球の自転」にもとずく時間の間に生じたずれを解消するためのもの。
「うるう秒」が挿入される前後にはコンピューターシステムに障害が生じる可能性がある。たとえば、飛行機の離発着や、各企業・機関が運用しているシステム障害が挙げられている。
そのためアメリカや日本では「うるう秒」の廃止を求めている。ただし「うるう秒」の存続を希望する国や廃止による問題点が把握されていないとしてまだ結論が出ていない。
たとえ最終決定されたとしても、猶予期間を設けられるられるため、廃止されるのは2022年以降となるという。