「ケ」と「ハレ」の暮らし [日常]
【写真は ススキ】
9月9日は重陽の節句、いわゆる菊の節句でした。重陽の節句が他の節句ほど親しまれなくなったのは、、新暦だと菊の季節とずれてしまうせいもあるかもしれませんが、そもそも秋は、「稲作の豊作を願って刈り入れまでを、つつましく暮らすものだ」ともいわれています。
昔の人は、静かに淡々と過ごしながら稲を見守り、天気に祈り、実りの迎える日を待った。そんなふうに「ケ」の日々と「ハレ」の節目を交互に繰り返して暮らすのが、昔の生活だった。
それは心身を張りつめ過ぎず、メリハリを付けてやっていく知恵のようにも思えます。