「至福の時間」 [日常]
【写真は のぞみ700A車両】
去る3月11日（日）。東京への所用の帰り「東京15:40発のぞみ187号」に乗車した。
電車は定刻通り東京駅を発車し、横浜駅を過ぎたあたりから280kmに加速し、揺れも心地よく快適な車内になる。ところが新富士駅の手前でスピードがガクンと落ちた。
原因は「静岡～浜松間にて停電が発生。新富士駅にて緊急停止します」のアナウンス。新富士駅には、先発「15:33発ひかり519号」が通過線にてすでに停車していた。
停車中車内は、日本人特有の文化か何も言わず整然として時折トイレに行く人の動きしかない。私は、「待つ」ということは苦手ですが、いつ発車するかわからない「のぞみ」の車内で待つということは、乗り物好きな私にとっては至福の時間を過ごすことができました。
所用時間4時間を要した今回の「のぞみ」でしたが、1961年（昭和36）に登場した東京発名古屋行特急「おおとり」は確か4時間30分は要したと思います。「おおとり」より速い新幹線はさすがです。
さらに2時間以上遅延が発生し特急券払い戻しまで受け、新幹線の旅は最高だった。
【画像は 1961年頃の特急「おおとり」】
