「春の雨」 [日常]
【写真は 最勝院 青森県 弘前】
昨夜の雨は、各地に大雨警報が発令され、かなりの量の雨が降りました。ところが、今頃の雨は穀物を潤す雨から「穀雨」といわれていますが、「タケノコ梅雨」といった方がいいようですね。
これまで立春から清明にかけて、春風の兆し、地が目覚め、魚、虫、花、鳥そして雷や虹などが、生き生きと活動しはめたその総仕上げのように生命力の源を降り注ぐ時季といえます。
そんな春の雨は様々な名前があります。
・「甘雨(かんう)」・・・草木を潤す雨。
・「瑞雨(ずいう)」・・・穀物をはぐくむ雨。
・「春霖(しゅんりん)」・・・穀物をはぐくむ雨
・「催雨(さいう)」・・・花の開花を誘う
・「菜種つゆ(菜種梅雨)」・・・菜の花の咲く頃に降る雨
雨の名前一つ一つに、人の暮らしと自然が結びついているようです。