「青蔵鉄道 1 航空機のような列車」 [日常]

【写真は 青海鉄道 中国】




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日本で一番高い山は、ご存知の通り3776mの富士山。ところが、世界はそれよりもさらに1200m以上高い地点を走る、究極の高原列車が存在する。それが、中国チベットを走る青蔵鉄道(チンファン)。青海省の西寧(レーニン)とチベット自治区のラサ駅を結ぶ1965kmの路線です。


チベット中国西南に位置に属し、平均海抜4000mを越え、「世界の屋根」と呼ばれる地域。7世紀に吐蕃(とばん)王国のソンツェン・ガンポ王がラサに都を置いて以来、チベット仏教を中心とした独特の民族文化がうまれたところです。


ここに鉄道が開通したのは、2006年(平成18)のこと。人工建築物がほとんどない、永久凍土の台地を走り、鉄道として世界最高地点である海抜5072mのタンクラ峠を越え雄大な鉄道です。


車輛は、航空機メーカーとしても知られるカナアのボンバルディア社の技術が導入された25T型客車を使用。標高5000mの高地を通過するために、旅客機の与圧技術が用いられ、車内はいつでも、西寧とほぼ同じ標高2500mの酸素量(平地の80%)が維持されている。


各寝台車には酸素吸入装置も設置されており、万一の場合はいつでも吸入できるほか、西寧~ラサ間には医師も同乗している。高山病の症状が出た場合は、無料で診察を受けることもできる。


・・・・・・・・・・・・・・以降明日へ。





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