「陰謀論」 [日常]

【写真は アスタナ発モスクワ行 カザフスタン鉄道】


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私の家の近くに女子高校がある。昨日19日、母親と女生徒がそろって校門を出てきた。この高校は学期終了時、通知表は父兄を通じて生徒に渡される。この光景を見ているといよいよ暑いナガ~イ夏休みが始まるぞと改めて認識される。


話題は変わりますが、かって東映映画「柳生一族の陰謀」という萬錦之助主演の映画が公開された。裏とか影で徳川幕府の将軍を決めたり、将軍をあやつったりして歴史を曲げた架空のドラマで史実と違い陰謀論は魅力的で面白い。


たとえば「本能寺の変」。明智光秀が織田信長を討った黒幕として、様々な人物や組織の名が挙げられてきた。秀吉やイエスズ会、さらには朝廷までも。


「陰謀論」の特徴の一つは単純化。「応仁の乱」は足利将軍や数多く大名がかかわった複雑な戦乱ですが、「日野富子の陰謀だ」といわれると、すっきり判った気分になる。陰謀論にハマッタ人は「自分だけが本当のことを知っている」と優越感に浸ってしまう。


「陰謀論」をフィクションとして楽しんでいるうちは大丈夫ですが、史実と混同してくると、ひどいことになる。「ユダヤ人陰謀説がナチスドイツが生まれた」とか、「日本軍ハワイ真珠湾攻撃はアメリカが仕組んだワナとか」いろいろな俗説が生まれてくる。







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