「太陽光発電の利用 1」 [日常]
【写真は 紅葉と秋空に伸びる灯篭】
●太陽光発電の仕組み
太陽光はつでんは、近年注目されるエコ設備の一つです。太陽光発電に必要な太陽電池モジュールは、太陽光エネルギーを吸収して直流の電気に変えるエネルギー変換器である。半導体の中に太陽光が入ると、+とーの電位差が生じる。そこに電極を取り付けることにより電気の取り出し口ができるので、直流電気が生み出される。これが太陽光の仕組みです。
太陽電池モジュールで生まれた直流の電気はパワーコンディショナーと呼ばれる変換装置で電力会社が供給する電気と同じ交流電力に変換される。これが家庭で利用できる電気になり、様々な家電製品に使用される。また余った電気は電力会社に売ることができる。
●太陽光電池モジュールの設置方法
太陽電池モジュールは、一般医は屋根置き型が主流だが、ビルなどで壁設置型や、窓ガラスを兼ねたものもある。発電量は設置機種や設置環境、季節、使用状況などにより異なるが、一般家庭では、3~6KWものを設置する。設置の傾斜角度は20~30°で真南が最適だ。
太陽電池モジュールの受光方位に高い建物や大きな木がある場合は、太陽光モジュールに影がかかり、周囲から錯乱光によって10~40%程度の発電しか得られなくなる。
太陽電池モジュールの設置は、南面に広く設置でき、周囲に障害物の無い場所が適している。設置費用は1KWで約65万円程度だが、自然エネルギー促進施策の一環として、地方自治体の補助金制度があるので、設置の際には問い合わせるとよい。
設置がは定期的な点検が必要となる。寿命は太陽電池モジュール(表面が強化ガラスで保護されているタイプ)20年以上、パワーコンディショナーで10~15年といわれている。