「開口部日射コントロール」 [日常]

【写真は シンメトリー紅葉 曽木公園 土岐市】


シンメトリー紅葉 曾木.jpg


●外付けブラインドの利用


日本ではまだ少ないが、ヨーロッパでは日射遮蔽の対策として、外付ブラインドが普及している。外側にブラインドを設けると、窓の外側で日射を遮りことができるため、遮蔽効果は非常に大きい。


室内にブラインドを儲けるのも一つだが、いったん室内に日射熱が入った後で遮蔽することになるため、室内は熱の影響を少なからず受けることになる。なお、日射の反射率は暗い色より明るい色のブラインドの方が高く、日射遮蔽性能もより高くなる。


●ライトシェルフを活用する


南側の中段に庇を設けることで日射を遮蔽しつつ、庇の上面で反射した光を室内に効果的に取り込む手法を「ライトシェルフ」という。


反射した光を天井に拡散させることで、室内側へ光を誘導し、昼間の照明エネルギーの負荷を低減させることができる。(昼光利用)


ライトシェルフ上部の窓に光を拡散する型板ガラスなどを用いると、窓周囲が明るくなり、直射光によるグレア(まぶしさ)が緩和される。柔らかい拡散光が居室の奥まで達するので、透明ガラスよりも高い効果が得られる。


さらに自然光を有効利用するには、窓際の照明回路を分けたり、照明器具の耀あを調節するセンサーと連続調光器具を設置するなど、照明計画と併せて検討する必要がある。


【ライトシェルフ】


ライトシェルフ33.png


【日射遮蔽性能の比較】


日射遮蔽性能の比較111.PNG





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