「太陽系外から来た初めての彗星」 [日常]

【写真は ビルの上にサンタさん】


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2020年後半に、日本は国際的な月有人探査計画に参加したり、アメリカも再び月に人間を送り込む計画が発表されたり、宇宙に関する話題で盛り上がっています。また、ま冬の空を見上げれば双子座流星群が降り注ぎ、夢とロマンを掻き立てています。


宇宙の話題といえば、少し前の10月14日は地球にとっては特別の日だった。初めて確認された太陽系外から飛び込んで来た天体が地球に最接近した日だった。


一般に、流れ星や流星群は太陽系内に飛び回っている隕石が地球に飛びこんで来て光るものです。前述の双子座流星群も双子座から飛んできた流星群ではなく、毎年同じ時期に特定の星座方向から現れるものです。太陽系の中の話です。


しかし10月の小天体は、軌道を計算した結果、なんと太陽系外からやって来たものだった。つまり他の恒星系からやって来たもの。かってこのように外から来た天体が見つかったことはない。ですから、どこから来たのもわからない。ちなみに太陽系に一番近い恒星は、光のスピードで約4光年先のかなたにあるケンタウルス座α星ですから途方もない遠くから来たものだ。


そして太陽系を周回する天体の軌道の、ほぼ真上に当たる「こと座」方向から飛来し、9月9日に太陽に秒速30kmで最接近しその後、太陽の引力の影響を受けて方向をを大きくUターンし「ペガサス座」方向へ。10月14日は地球から2400万Km(地球と月の距離は約38万Km)のところまで接近した。恒星間物体の衝突は速度が速いから地球にもし衝突していたら、かって、恐竜時代に隕石が衝突し恐竜が絶滅したのと同じように、人類が同じ運命を辿っていたかもしれません。


この天体は、直径は400m長さは約4000mと推定されていて葉巻型をしている。成分は希少価値のある金属か炭素を多く含む物質と考えられていて、お宝の塊のようなものとされている。


今このお宝彗星は、地球より遠ざかっていて、火星の軌道を超え2019年1月にはさらに外側の土星の軌道を超える。このお宝星は太陽系には戻ってこない。遥か宇宙のかなたに飛び去って行く。「サラバ 太陽系ヨ!」。二度と観測で発見されることはないだろう。


【画像は 太陽系外からきたとみられる彗星」


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