「米朝会談」 [日常]

【写真は サント・ドミンゴ教会 2枚共 

クスコ市街 ペルー 南米】


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シンガポールで開かれた米朝会談は、私が感じるところ「すべて持ち越し」という感で終わった。トランプ大統領の「自画自賛」とは裏腹に、北朝鮮の金正恩労働党委員長は、ホット胸をなでおろしているに違いない。


両者が署名した共同声明は

・トランプ氏から北朝鮮に・・・「体制保障」を約束する。

・正恩氏からは・・・・・・・・「朝鮮半島の非核化」   の決意を確認した。


そのうえで、

①新たな米朝関係や半島平和の構築。

先の南北首脳会談が発表した板門店宣言の確認。

戦争捕虜者遺骨の返還。


日本にとって肝心な非核化を達成する具体的な時期や方法には、何も触れていない。これまで両国が述べてきた基本方針を文書で確認しただけだ。まさに調子抜けだった。


トランプ大統領があれほど「完全且つ検証可能で不可逆な非核化(CVID)」にこだわりながら、なぜその文言さえ盛り込まずに合意したのか。会見では「科学的時間がかかる」と説明したが説得力はない。


さらには、「会談で拉致問題を提起した」と述べたが、正恩氏の反応は不透明だ。北朝鮮は、直前まで、国営メディアを通じて「拉致問題は解決済」の姿勢を繰り返し強調している。


拉致問題は、他国民の平和と生命、安全を脅かしている。これは核・ミサイル問題と同等だ。


ほかに南北朝鮮宣言に従って朝鮮戦争を年内に終結し、将来の南北統一に踏み出せばそ、それは「赤い朝鮮半島」の誕生の意味する。そうなれば在韓米軍の撤退も迫られる。


トランプ大統領は、「赤い朝鮮半島」や「在韓米軍撤退」も容認するつもりなのか?。





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