「ヨコ柄」 [日常]
【写真は 美ガ原 長野県】
プロ野球各球団、CS進出かけて熾烈な戦いが続き、一方甲子園も熱闘が続いている。こんな中で、野球チームのユニホームをよく見ているとタテ縞はあるのにヨコ縞は見られない。
どうも、これは野球の歴史の中にあるようだ。アメリカにて野球のユニホームが生まれたのは、19世紀半ば。当時は衣服にという概念がなく、無地ばかりだった。
ところが、19世紀後半になると、紳士服の流行を意識してか、タテ縞のユニホームが登場した。では、一方ヨコ縞というと、そもそもとっぴな柄で、囚人や道化師が着る柄だった。野球はクラッシックを重要として、なかなか浸透しなかった。
さらにヤンキースのピンストライプが有名になり、「野球のユニホーム=タテ縞」がステータス化してしまい、ヨコ縞が浸透しにくくなった。ヨコ縞が一般的に普及し始めたのは、20世紀半ばからです。
1975年にヒューストンアストロズが採用したレインボーユニホームは鮮やかな色のヨコ縞が大衆に大ウケになりアメリカの高校野球テームに普及したほど。その名残もあり、ニューヨークのパイレーツ高校は紫のヨコ縞です。
日本の野球、特に高校野球は超保守的。ヨコ柄のユニホームを纏ったチームが、甲子園の土を踏むことは、この先あるのだろうか。