「初雁の声」 [日常]

【写真は キバナコスモス 名古屋市科学館】


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西を見れば、猛烈な風によって、屋根、看板が吹っ飛びガラスが割れ、船は橋に激突。


北を見れば、就寝中に 地面は陥没 液状化。 山は崩壊、山屑れ。 全島電源喪の大地震。


日本列島は昔から災害列島といわれていますが、まさしく災害列島になってしまった。諺に「災害は忘れたころにやってくる」というのがあるが、「災害は傷が癒えていないうちにもやってくる」ようだ。身の廻りを守るため再点検が急がれる。


話題は変わりますが、9月も半ばになると各地から「初雁」の飛来が報告される。


その年に初めてやってくる雁は、秋の深まりを告げる鳥として、古来より多く詠まれていました。


戦国時代 上杉謙信の和歌


   「もののふの 鎧の袖を片しきの 枕に近き 初雁の声」


(武士の鎧の袖を片方だけ敷いて寝ていると、枕元に初雁の声が間近に聞こえることだ)

※明日の命も知れぬ陣中で、鎧を着たまま体を横たえながら、初雁の声を聴いてているのです。


周囲の動静に耳を澄ませることで、そこから生まれる「緊張感」「責任感」「連帯感」といったものが、適度に自分を高揚させてくれる。


耳を澄ませる習慣によって、思わぬ心持ちが得られる。





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