「ブラックアウト」 [日常]
【写真は 日本最北の地 宗谷岬】
四国、近畿地方を襲った台風21号と、北海道胆振地方を襲った地震は、大規模停電や断水の怖さを改めて認識した。わずか3日間に日本を襲った大災害だ。
近畿地方は強風によって電柱が、根こそぎ倒れ大停電を引き起こした。胆振東部地震は北海道全域で、ブラックアウトを引き起こした。自然災害は止められない。だが、備えが十分だったかといえば、改善の余地あある。
まず強風に対する電柱の強度は十分だったのか。電柱の強度を見直すことが必要だ。一方の北海道のブラックアウトは人災のようでもある。一つの火力発電所に北海道全域の電力量半分も賄っていた。いくら何でもこれは無謀だ…一極集中を避けてリスクを分散するのは危機対応の基本だ。
本州から、北海道に電力を供給する「本州連携線」も全面停電から、直流から交流に変換する設備が動かず機能しなかった。
「東日本大震災」の時に電源喪失から原発が炉心溶融まで進み大変なことになり、今も後始末が延々と続いている。
電力会社はこれらの経験をまったく学んでいないようだ。この際徹底的に問題点を洗い出して対応してほしいものだ。