「茶屋番」 [日常]
【写真は そろそろ見納め 「中日ビル」】
①昭和40年(1965年)53年前の中日ビル界隈
②現在の中日ビル 街路樹が大きく成長しビル全体が見渡せない
11日オープンにむけて、築地から豊洲への引っ越しが真っ最中です。
築地には「潮待ち茶屋」、通称「茶屋」が存在していたが、豊洲には存在しない。その茶屋は築地場内に約300か所存在していた。「茶屋」とは、行先ごとに荷物を纏める小さな「道の駅」的存在です。今風に言うと「配送センター」です。
そして各々の茶屋には「茶屋番さん」と呼ばれる配送管理人が常駐している。
その使命は、
①茶屋番は生鮮魚介の取扱いに重要な使命をになっています。持ち込まれる荷物の量や目的地を最終確認した上で確実に荷物を送りだす。
②さらに血水に浸かった魚を洗い、氷を追加し、梱包し、荷物の間違いや魚介の傷みまで発見し、不具合を把握する。 プロの目利きによる食の安全の最終チェックポイントです。
市場から生の魚を安全に提供できるのは、長い歴史の中で培った水の管理があった。その伝統を無視した豊洲市場には、いまだ業者の不安が絶えていない。
茶屋番さん曰く「茶屋の歴史は古い。築地市場の前にあったのは日本橋時代。このころから適正な魚の取扱いによる安全な食の提供があった。
新しい舞台で活躍する衛生管理の「番人」は新しい豊洲市場でどう活躍してくれるのか。