「名鉄5700系・5300系」 [日常]

名鉄5700系・5300系が、車両の経年だけではなく2扉車ゆえにラッシュ時において乗降に時間がかかることと、より電力消費の少ないVVVFインバーター制御の3扉車が増えて事などが重なり、これらの車両に置き換えられる形で引退のカントダウンが始まっている。
5300系5700系誕生の経緯は、1986年(S61)11月に国鉄分割民営化が実施される予定の、国鉄にとっては最後のダイヤ改正において名古屋地区での117系の短編成化、211系増備などによる編成数の増加を行い、日中の東海道本線列車の本数増加を図り、名古屋鉄道に攻勢を掛けてきた。
これに対し、名古屋鉄道も名古屋本線の特急で運用されている7000系白帯車の2次グレードUP車両の導入を実施したが、全車が一般車の特急に該当する高速・急行には「パノラマカー」や5500系の他に、非冷房である初期のSR車、5000系(初代)、5200系が充当され、これらの車両のアコモーションの見劣りはいなめなかった。そこで新型急行用車両として5300系・5700系を導入して非冷房車のSR社を順次淘汰する形で登場してきた。
さらに、当時の電車の顔といえば左右対称がほとんどで、左右非対称の5300系・5700系は名鉄電車にはない顔となって登場した。


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