「未知の世界への旅」 [日常]
漫画・アニメの「ドラえもん」に登場する「どこでもドアー」や机の引き出しから乗り込む「タイムマシーン」に心を躍らせる。
一方で58年前ロシア（旧ソ連）宇宙飛行士ガガーリンがボストークに乗り組み初めて大気圏を飛び出し地球を周回したのは58年前ですが、宇宙はまだまだ人類にとっては、未知の世界です。
人類は宇宙を旅する夢を追い求めている。NASAが太陽系に探査機を送り出した数は60数機におよぶ。ハッブル宇宙望遠鏡は、何億光年離れた遠い銀河の息をのむほど美しい映像を届けてくれる。積年の夢である火星への有人飛行計画は、今や秒読み段階に入りつつある。
宇宙をめぐる私たちの夢と冒険はいくつもの困難を乗り越えながら、着実に前に進んでいる。ところが、今私たち人類の前にとんでもない「未知の世界」への入り口が出現しようとしている。もう一つの別の宇宙・・・。それは、人類がこれまで経験したことのない究極の冒険となる。
それはブラックホールの中に足を踏み入れる。それは人類がこれまで経験してきた「未知の世界」への旅とは全く性質を異にする冒険となる。一歩踏み入れたら、もう二度と引き返すことはできない。
それがブラックホールの内部への足を踏み入れた者の持つ過酷運命だ。送り出す側も冒険者が内部がどのようなっ状態にあるかを知るすべはない。
「事象の地平線」の向こう側は、光さえ引き返すことのできない暗黒のベールに包まれている。どれだけ長く待ったとしても、旅たった者から近況を知らせる手紙が届くことはない。
それでもなお、近い将来人類は巨大ブラックホール内部へ向かうだろう。最深部にあるだろう?異次元の世界。
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