「折る刃」 [日常]

暦の24節気は「白露」大気が冷えてきて露を結ぶ頃といいますが、二つの台風が日本列島をハサミうちをして南の暑い熱風を送りつけて残暑がまだまだ厳しいようです。しかし昼間の時間も短くなって、コオロギも鳴き、秋らしい兆しがだんだん表れているようです。
話題は変わりますが、鋭い刃を持ち、刃が損耗すれば刃先を折って、また同じように使えるカッターナイフは、オフィースの文房具とか建築現場の壁紙貼を施工するに、カッターナイフが必需品です。
実はこのカッターナイフというのは、和製英語です。英語ではそれに類するものは「ユ-テリティーナイフ」と呼ぶ。
カッターナイフを発明したのは日本人で印刷会社に勤務していた岡田良男さんという方です。印刷会社では紙を切る時、ナイフやかみそりの刃を使っていた。これは危険なうえにすぐ刃が損耗して切れなくなってしまう。そのため岡田氏は、切れ味が長く続くナイフを模索していた。
そのヒントは板チョコ。刃を損耗すると刃の先を折ることで刃先を新しくできる「刃折れ式」のナイフが考案された。そして昭和31年、刃折れ式ナイフの試作品が完成した。当初はあまり売れなかったが、その便利さと切れ味の良さから次第に売り上げが増加していった。
ちょっとしたヒントから改良に改良を重ね、アッという間に日本全国の職場、学校、家庭に普及し海外にも進出した。海外でもなじむようにブランド名を「オルファー」とされた。
ちなみにオルファーとは”折る刃”から由来している。一つの商品を作り上げるにはアイディアと改良を重ねる努力があったようです。
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